【それでも夜は明ける】黒人奴隷への差別を残酷なまでにリアルに描いた衝撃の映画

どうも!自由の申し子、ライターのカナモです!

今回は未だ根強い「黒人差別」をテーマにした映画を紹介したいと思います。

ソロモン・ノーサップという自由黒人が1841年に誘拐され、12年もの間奴隷として扱われてきた事実を基にして作られているんで、リアルさがハンパじゃないですよ。

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あらすじ

ニューヨークに住むヴァイオリニストの自由黒人ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、妻や子供達と何不自由ない生活を送っていた。

しかし1841年のある日、ソロモンはブラウンとハミルトンと名乗る2人組の男からサーカスの周遊公演に参加しないかという話を持ちかけられ、彼らとともにワシントンに行く。

しかし目が覚めたのは牢屋のような場所で、手足には枷をされている。

ソロモンはは自分が自由黒人であると主張するが、「お前はジョージア州から逃げ出した黒人奴隷だ」と言われる。

ブラウンとハミルトンに騙され、黒人奴隷として売られることになったのだ。

結局彼はフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)という農園主に売られることになる。

フォードは比較的温和な性格だったので、ソロモンにひどい仕打ちを率先することはないが、奴隷を監督するジョン(ポール・ダノ)はソロモンを快く思わず、彼を陥れようと画策する。

こんな感じです。

 

奴隷の売買は、ヨーロッパの白人社会ではひとつの貿易ビジネスとして成り立っていたため、家畜と同じようなノリで黒人を扱っていたそうですね。

同じ人間のはずなのに、黒人には人権なんて必要ないという発想が当時では当たり前、という狂気に満ちた時代です。

 

日本は単一民族国家なので、こういった話には疎いんですが、世界のどこかでは、今でも似たようなことが起こっています。

 

みどころ

ブラッド・ピットの想い

この映画の制作には、ブラッド・ピットが関わっています。

最後の方までずっと黒人奴隷の救いのない日々をリアルに描いているんですが、これはブラッド・ピットが人種差別に対する想いをふんだんに盛り込んだ結果なんじゃないかと感じています。

この映画をキッカケに、人種差別に対する意識をもっと持って欲しいという、彼のアツいメッセージが伝わってきます。

 

終盤でブラッド・ピット自身も出演するんですが、彼の役は奴隷制度に反対している大工です。

恐らくこれは、ブラッド・ピット自身の信条なんじゃないでしょうか。

奴隷制度の現実

1865年にケンタッキー州で約4万人の黒人奴隷が解放されるまで、アメリカには奴隷制度がまかり通っていました。

人を人として扱わず、お金を出して買ったから何をしようが持ち主の自由だ、という理論が当然のようになっていたそうです。

当時の黒人奴隷と白人の関係は、子供に買い与えたオモチャを連想してしまいます。

オモチャを大事に扱う子供も入れば、放り投げたり痛めつけたりして遊ぶ子供もいます。でもどんな扱いをしても、子供からすればオモチャはオモチャです。

奴隷制度というのは、僕が知る限り最悪の法律だと思っています。

奴隷が歌うブルース

作中で、労働を強いられている黒人たちが即興で歌を歌いながら作業をするシーンが何度かあるんですが、これこそがブルースの起源です。

ワークソングと言うんですが、音頭取りの掛け声に合わせてみんなで歌い、作業の辛さを紛らわせたり全員の士気を上げたりします。

軍隊のトレーニングでもよく使われていますよね。

ブルースという音楽が成立したのは奴隷解放宣言後になりますが、そのルーツは黒人奴隷たちの悲哀からきています。

まとめ

決して気持ちのいいストーリーではありませんが、今なお残っている奴隷制度というものが如何に人権を無視した酷いものかというのを、嫌というほど知ることが出来ます。

ネットの普及や旅行者の増加に伴って急速に狭くなっている今の世界では、必要な知識だと思いますよ。

自由ほど尊いものはないです。

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