どうも!掛け時計を床に置くアウトロー、ライターのカナモです!
今回はこのブログでもちょくちょく出てくる「言葉」に関する内容です。
あなたが普段使っている言葉の語源って、どれくらい知ってますか?例えば「ジャンケン」「タバコ」「wi-fi」「マジ」など、その語源を全て説明できますか?僕はできません!
今回は普段よく使ってるのに出どころがわからない言葉の語源を集めてみました。
意外と知らない語源の謎
パン
当たり前のように生活に浸透しています。でもその語源を知ってる人は少ない筈。因みに英語ではありません。元々はポルトガル語の「páo」から来た言葉で、更にその語源を辿るとラテン語の「panis」にたどり着きます。
日本にはキリスト教の布教とともに浸透した言葉なんで、時代で言うと戦国時代に生まれた言葉だそうです。
中学校の歴史で習ったと思いますが。イエズス会のフランシスコ・ザビエルが来日した時(1549年)にパンという名前も一緒に入ってきたみたいですね。
キリスト教の布教については諸説ありますが、有力なのはこのあたりです。
グラタン
フランス語で「焦げ目をつける」という意味の「gratin」からきています。
更にgratinの由来は、おこげなどを「掻き取る」という意味の「gratter」という言葉から作られたとされています。
日本のおこげも最初は「うわ、失敗した…でもこの焦げた部分美味いやん!」という感じでできた言葉だと思うんですよね。つまりグラタンとは仏蘭西おこげです。
レシート
実は「レシート」「レセプト」「レシピ」、これら全てラテン語の「recipio」という言葉から来ています。「受け取る」という意味なんですが、確かにどの言葉にも受け取るというニュアンスが含まれています。
因みに英語圏でレシートは「receipt」と書きますが、「sales slip」と言う方が一般的なんだそうです。
マッチ
近藤真彦のほうじゃないいです。火をつける方のマッチです。語源はラテン語で「ろうそくの芯」という意味の「myxa」ですが、何か知らんけどいつのまにか「match」という名前になったそうです。
日本語では「燐寸」と書きますが、それ以前は「摺附木」という名前でした。
因みにドイツ語では「zundholter(ズンダホルツァー)」というやたら強そうな名前です。ドイツ語って全体的に強いですよね。ダンケシェーンとか。
一張羅
手持ちの服の中で1着しかない上等なものを指す言葉ですが、元々は「一丁蝋燭(いっちょうろうそく)」という言葉からきています。
「いっちょうろうそく→いっちょうろう→いっちょうら」みたいな感じで変化したそうで、今でも一張羅の意味で一丁蝋燭を使う地方もあるそうです。服なのに。
トランプ
英語の「trump」からきているんですが、そもそも日本で言うトランプは英語圏では「playing cards」と言い、「trump」と言うと「切り札」という意味になります。もしくは目の下が白い現大統領か。
外国人がカードで遊んでいる時に「切り札だ!」とか叫んでたのを聞いた日本人が「あの札はトランプと言うのか」と勘違いしたんでしょうきっと。
trump自体の語源はラテン語で「勝利」を意味する「triumph」からきています。バイク好きと女性はこの文字に見覚えがある筈。
イクラ
語源はロシア語の「魚卵(Икра、ikra)」から来ています。
鮭の卵を加工している時に日本人が「これはなんでっか?」と聞いて、ロシア人が「これはイクラ(魚卵)でおまんがな。」と答えたんでしょうねきっと。だからロシアでイクラと言っても、鮭の卵だという意味には受け取られません。
ラリる
色々な説がありますが、有力なのが以下の3つです。
- 睡眠薬を飲んでろれつが回らず「らりるれろ」しか発音できなくなる様子から
- 馬鹿者のことを「らり」と言い、それを動詞にした
- めちゃくちゃになるという意味の「乱離骨灰(らりこっぱい)」を「乱離」と略し、それを動詞にした
歴史的には「乱離骨灰」が1番古いそうで、最有力かと思います。
ヤバい
諸説ありますが、江戸時代に射的場のことを「矢場(やば)」と呼んでいて、そこで違法な商売をしている人が多く役人から目をつけられ、そこに居合わせたらまずいという意味で「矢場い(やばい)」と言われるようになったという説があります。
他にも江戸時代では牢屋を「厄場(やくば)」と呼んでいて、そこに収容されるような危険な行為を「厄場に入れられる」と警告する意味で「ヤバい」と言われるようになった説もあります。
まぁどっちにしても犯罪がらみのヤバい語源です。
チャック
和製英語です。
1927年に広島県の尾道で「巾着(きんちゃく)」をもじって販売した「チャック印」が日本での語源となっています。海外では「zipper」というのが一般的で、これはチャックを閉める音の擬音語(zip)です。コロコロと同じですね。
因みに「ファスナー」はもっと広義で、ボタン、ジッパー、マジックテープなどもその意味に含まれます。
コンセント
日本では電源プラグを刺すあれのことですが、あれをコンセントと言うのは日本だけです。これは和製英語です。
コンセントは「コンセントプラグ」の略称なんですが、そもそも英語では「同軸のプラグ」という意味です。アメリカでは「outlet(wall outlet)」、イギリスでは「socket」と呼びます。
日本で最初に導入された電気ケーブルはテレビ線と同じような構造の「同軸ケーブル」だったので、それの差込口を「コンセントプラグ」と呼び、いつしかコンセントという略称が浸透していったそうです。
カチューシャ
和製英語です。
元々は大正時代に演じられた演劇の主人公である「カチューシャ」という女性がつけていたヘアバンドからきているという説が有力です。海外では「hearband」「aliceband」と言い、カチューシャと言っても通じません。
まとめ
いかがでしたか?僕はパン、トランプ、コンセントは知ってましたが、他はサッパリです。
全部の言葉について語源を知る必要は無いとは思いますが、話のネタ作りも兼ねて、普段よく使う言葉の語源くらいは知っておいて損はないと思います。
言葉ってほんと楽しいですよ。
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