どうも!カフェで飲むのは大抵エスプレッソ、ライターのカナモです!
もはや定番となっている「スタバでMac」ですが、何故このスタイルが定着したんでしょうか?そこには「オシャレだから」「みんなやってるから」だけじゃなく、色んな理由がありました。
今回はスタバでMacが定着した理由を、4つの要素から検証していきたいと思います。
スタバの雰囲気
例えばドトールはコーヒー1杯220円で飲めます。一方スタバは302円と、少し高めの価格設定になっています。
つまり、ドトールは薄利多売になるので、回転率を上げることで利益を得ている訳です。知らんけど。なので、必要以上にくつろげないよう、点内の照明は明るめで、椅子も硬く、長時間居づらい雰囲気を作っています。
一方のスタバは、少し暗めの照明とウッド調のインテリア、深くゆったりと座れるソファ。明らかに「どうそゆっくりしてって下さい」と言っています。
僕も最近スタバでMacデビューしたんですが、やはり落ち着いて作業できるので、それから何度もブログ記事作成のためにスタバを利用しています。
色相心理学から見たスタバ
人の潜在的な意識において「色」というのは非常に大きなファクターを占めています。赤は活動的だったり、青は落ち着きがあったり、色によって受ける印象もさまざまです。企業のロゴなんかも、その企業のイメージにマッチした色でロゴを作成しています。
Facebookのロゴが真っ赤だったら違和感あるでしょ?レクサスのイメージカラーが黄色だったら高級感なんて微塵も感じないし。まぁそういうことです。
ここでは、スタバとドトールの「イメージカラー」から、謎を紐解いていきたいと思います。
ドトールは黄色
ドトールのイメージカラーは「黄色」です。黄色が人に与えるイメージは
- 希望
- 明るい
- 未来
- 幸福
- にぎやか
などがある一方で、
- うるさい
- 目立つ
- 警戒
- 未熟
- 軽はずみ
などのマイナスな面もあります。特に「にぎやか、うるさい」あたりの効果が、ドトールに長時間居づらい雰囲気を作っているんだと思います。
スタバは緑色
一方スタバのイメージカラーは「緑色」です。緑色が与えるイメージは
- やすらぎ
- 健康
- 平和
- 調和
- おいしさ
などで、マイナスイメージとしては
- 疲れ
- 毒
- 田舎
- 弱い自己主張
などがあります。田舎は僕からしたらむしろプラスイメージですが。
緑色は黄色に比べ静的な印象の強い色なので、ゆっくりと寛ぐにはピッタリと言えます。そして前述したようにソファやテーブルもゆっくりと寛げる物が多いので、スタバは気兼ねなく長時間居られるような心理的効果があります。
スタバの利用者層
スタバとドトールを利用する人にも特徴が見られます。利用者の層と言うのは店にとって非常に重要で、各社取り込みたい客層が結構違います。
ドトールが獲得に成功しているのは
- ビジネスマン
- 高齢者
です。僕も会社員時代はドトールをよく利用していました。
一方スタバが獲得に成功しているのは
- 若者
- オシャレな人
- 自称意識高い系(イタい人)
などの客層です。
その中でもMac使用率が高そうなのが「若者」と「オシャレな人」です。このへんでもMacとスタバの親和性が高いことが伺えます。
客席の距離感
ゆっくりと寛ぐために絶対に無視できない要素が「パーソナルスペース」です。
パーソナルスペースとは要するに「これ以上近づかれたら不快」という境界線のことなんですが、一般的に日本人のパーソナルスペースは密接距離(これ以上近づくなオーラ発動距離)が男性で60cm、女性で58cmと言われています。
いまいちピンとこない人は、両手を合わせて肘を水平にして下さい。それが大体のパーソナルスペースです。
これでも海外の人の1/3の広さなんです。実は日本人は案外近づいてもそんなに苦には感じにくいようです。
上でも少し触れましたが、ここではドトールとスタバの座席配置によるパーソナルスペースへの意識の違いを比べてみたいと思います。まずはドトールの座席を見てみましょう。
最低限のパーソナルスペースは守られているようです。しかしゆっくり寛げるほどのものでも無いですね。
これを踏まえて、スタバの座席を見てみます。
うん、パーソナルスペースの侵害はあり得ない。
勿論スタバにも距離の近い席はありますが、逆にドトールにはこういった広い席はありません。
つまりスタバはドトールに比べ「他人との距離を意識せずに寛げる」ということになります。
個人情報が詰まったPCをテーブルに広げるには、ドトールは他人の視線が気になって集中しにくいということが、座席の比較によってよく分かりますね。
まとめ
これら4つの要素からドトールとスタバを比べた結果、「スタバでMac」は偶然そうなったわけではなく、スタバが利用客にそう仕向けていると言えます。
なので「スタバでMacなんて恥ずかしくてできない」と思っている皆さんには朗報です。店側がそういう風に仕向けてるんで、気にせずガンガンMac使って下さい。
あと非常に重要なことをひとつ。
「ス→タ→バ→」じゃなくて「ス→タ↑バ↓」ですから!
前者で読んだ人は読み直し!
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