どうも!1番好きな指は中指、ライターのカナモです!
もう観てない人の方が少ないかもしれませんが、今回はレオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」をレビューしたいと思います。
人間の脳内を映像化するという斬新なコンセプトは、公開前からものすごい反響があったと記憶しています。
あらすじ
しかしインセプションはかなり危険を伴う方法で、コブは拒否する。
しかしサイトーは見返りとして、コブの犯罪歴を抹消し、家族のもとへ帰れるようにすると約束し、コブはこれを受諾。
インセプションのターゲットは、市場を独占しようとする大企業の御曹司のロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)。
社長が亡くなり会社の方向性を決めるタイミングで、ロバートに「会社を解体する」という潜在意識を植え込むことに。
非常に困難なミッションのため、コブはインセプションに必要なスペシャリストを集める。
こんな感じです。
壮大なスケールで描かれていますが、実際は頭の中だけで繰り広げられているのが、なんとも不思議な感覚です。
そしてもしかしたら、将来的に他人の夢に侵入する技術が本当に出てくるかもしれませんね。
そう思わせるほど、ある種のリアリティを感じました。
みどころ
これは夢なのか?
やはりこの映画最大のみどころは「夢の階層」だと思います。
夢から醒めたらそこが現実かと思いきや、実は夢の中で見ている夢から醒めただけだったり、より深い階層の夢は当人の潜在意識の影響が強く出ていたり、しっかり意識しながら観ないとこんがらがってきます。
なので、夢に現実を投影すると両者の境界がわからなくなるという理由で、夢の世界は現実と関係ない構造にしなければいけないということを、コブが仲間に説明しています。
単なる夢をテーマにした映画は沢山ありますが、夢の中の夢、更にその中の夢と、こんなに複雑でのめり込める設定はこの映画くらいじゃないでしょうか?
虚無という概念
夢から確実に目覚める方法は、夢の中で死ぬことです。
なので作中でも、仲間を目覚めさせるために銃で頭を撃ち抜くシーンなんかもあります。
しかしインセプションではより深くの階層に潜る必要があるので、強力な薬で眠りにつきます。
つまり現実である程度の時間が経たないと、銃で頭を撃ち抜いても目が覚めることはなく、より深い階層「虚無」に堕ちて二度と目覚めることはありません。
なので必ず時間通りに最下層から上に向かって順番に目を覚まさなければなりません。
それがハラハラして、スクリーンに釘付けになります。
トーテム
作中で超重要になってくるのが「トーテム」という物です。
これは今いる場所が現実なのか夢なのかを判断できる唯一の方法で、偽装を防ぐために本人以外の誰かが手触りや重量、動きなどを知ってはいけないものです。
コブの場合は小さなコマなんですが、コマが回り続けると夢で、止まると現実という判断方法です。
これがこの作品の核心と言えるものなんですが、詳しくは実際に映画を観てその意味を知ってください。
ラストシーンは色々と考えさせられますよ。
まとめ
なぜか年に1度くらいのペースで観たくなる映画ってありますよね。
僕にとってインセプションがまさにそんなポジションの映画です。
もう何度も観てるのに、観る度に新しい発見や解釈が出てきそうで。
クリストファー・ノーランが監督を務めてるんですが、「メメント」「ダークナイト」「インターステラー」などなど、彼の映画は基本的にどれも面白いです。
インセプションも絶対に観ておくべき1本だと自信を持っておすすめします。