どうも!好きな言葉はたんぱく加水分解物、ライターのカナモです!
今回はバットマンリブートシリーズの第1作目「バットマンビギンズ」を紹介していきます。
1989年に公開されたマイケル・キートン版のバットマンとはかなり違ったダークな雰囲気が僕は大好きです。
あらすじ
ある日、ブルースを狙った囚人達が彼をリンチしようと試みるが、ブルースはことごとく返り討ちにする。
独房に入れられたブルースは、そこで端正な身なりをした、明らかに囚人ではない男と出会う。
デュカード(リーアム・ニーソン)と名乗るその男は、ラーズ・アル・グールの使いで、道を見失っているブルースを導くためにやってきたのだと言う。
そしてブルースに、ヒマラヤの麓で青い花を摘み、それを山頂まで持ってこいと言い姿を消す。
翌日釈放されたブルースは、デュカードの言う通り青い花を持って山頂を目指す。
目的地に到着したブルースはそこでラーズ・アル・グール(渡辺謙)と出会い、超人的な力を身につけるため修行を始める。
こんな感じです。
昼間は自由奔放な大富豪、夜は悪人と戦う影のヒーロー。
超人的な特殊技能を持たない生身の人間が、トリックと忍耐で敵に打ち勝つ姿は最高にクールですね。
DCコミック版のキャプテン・アメリカといったところでしょうか。
みどころ
自らが恐怖そのものになる
映画の冒頭で、幼い頃のブルースが誤って古井戸に落ち、そこでコウモリの群れに襲われるという体験をします。
それからはコウモリがブルースの中の恐怖を象徴するものになりました。
そして敵に恐怖を植えつけたいと言うブルースに、そのためには自らの恐怖を克服しなければならないとラーズ・アル・グールが言います。
幼少期に感じたコウモリの恐怖を克服し、自らが恐れるもの「バットマン」になることで、ブルースは敵に立ち向かう強さを手に入れます。
僕の場合は排水口のヌメリが怖いんで、恐怖を克服するために「ヌメリマン」になる必要があるということでしょうか?
闇の同盟の目的とは
ラーズ・アル・グール率いる影の同盟は、自分たちの組織に引き入れるためにブルースを指導します。
彼が言うには、遥か昔から影の同盟は世界の秩序を保ってきたということですが、その方法は街を破壊するという残酷なものでした。
そして次なる標的はゴッサムシティだということが分かり、ブルースは彼らと敵対することになります。
悪を根絶するために、無関係な人まで巻き込んで根絶する。
これが本当に正義と呼べるんでしょうかね?
それに対するブルースの答えが、バットマンの信条になってるわけです。
大切な人達を守る為の嘘
もしバットマンの正体が大富豪のブルース・ウェインだとバレてしまうと、彼の周りの人達にも危険が及びます。
そこでブルースは、みんなを守るために能天気な大富豪を演じ続けることを決意します。
これってめちゃくちゃ辛いことだと思うんですよね。
彼の正体を知ってるのは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)とウェイン社のフォックス(モーガン・フリーマン)だけです。
この2人以外には、常に偽りの自分を演じ続ける必要があり、自己中心的な金持ちの振る舞いを嫌悪する人も当然ながら出てきます。
ブルースが選んだ正義の道は、とてつもなく険しいものですね。
まとめ
本作はバットマンのリブート第1作目ですが、今までのバットマンの雰囲気とは違い、ヒーローとしての苦悩や葛藤など、ブルースの内面をリアルに描いています。
リブート作ってけっこう失敗してる作品が多いイメージですが、バットマンビギンズに関しては大成功としか言えないですね。
当然ながら、続編である「ダークナイト」「ダークナイトライジング」も観るべきです。
特にダークナイトはヤバい。