どうも!ストレッチの重要性をひしひしと感じてるライターのカナモです!
いきなりですが、人の抱える悩みの9割は人間関係です。
誰かと関わり合っている限り、悩みは完全に消えることがありません。そして人は誰かと関わらずに生きてはいけません。つまり悩みというのは、生きてる限り完全に消えることはないってことです。
もっと深掘りすると、人間関係とは意思の疎通によって成り立っています。意思の疎通とはつまり「会話」です。会話をコントロールすることができれば、最終的に人間関係の悩みもかなり改善されますよ。
今回は会話をコントロールするのに役立つ行動心理学を紹介したいと思います。
会話が下手な人の特徴
まずは行動心理学がどんな人に必要なのかをザックリまとめたいと思います。
声が小さい
1対1ならまだ良いんですが、3人以上のグループで話す時に声の小さい人は損してます。喋り出しが誰かとカブることは珍しくありませんが、声の小さい人は大抵他の人の声に埋もれてしまいます。
自分に自信がない人に多いです。
抑揚がない
たまにいますよね、お経みたいに話す人。
喋るテンポが一定で抑揚のない喋り方をする人は、話の中でどこが重要なポイントか分かりづらいんで、大事な話も聞き流されたりします。
話が長い
話の下手な人に限って、どうでもいい話をダラダラと続けます。複数人での会話で1番嫌がられるタイプですね。
要点をまとめて分かりやすく話すのが本当の話し上手です。
リアクションが薄い
1対1の会話では、リアクションの薄い人は嫌がられます。特に関西人に。せっかくつけたオチを「そう…」みたいに流されると、温厚な関西人でもイラッとします。
これらに思い当たるフシがある人は、今から紹介する行動心理学を使って話し上手になりましょう。
行動心理学とは?
人間の思考・心理と行動には関連性があり、行動心理学とは対象者の行動を分析することで、その人の心理状態がどのようなものなのかを研究する学問です。
有名な実験は「パブロフの犬」です。
帝政ロシア・ソビエト連邦の生理学者であるイワン・パブロフが、犬に餌を与える前にベルを鳴らしてそれを習慣化すると、ベルの音を聞くだけで唾液が分泌されるという発見をしました。これは行動心理学のひとつである「条件反射」を研究したものです。
梅干しを想像すると唾液が出てきますよね?あれと一緒です。
つまり行動心理学とは、人間の思考や行動そのものと言い換えてもいいかもしれません。それを熟知することによって相手が今何を思っているのかが推測しやすくなるんで、話し下手な人でも会話をコントロールできるようになります。
人間関係をコントロールする行動心理学
では本題に入りたいと思います。
目で嘘を見抜く
嘘をついている時の目の動きは、男女で違いがあります。
男は目を逸らす
男性の場合、視線を逸らすと嘘をついている可能性が高いです。
男性は集中する時に外部の情報をシャットアウトするという特徴があります。本音とは違うことを言おうと頭の中で思考を巡らせている時は、相手から目を逸らすことで集中しようとしてしまいます。
正直に言う時は目を逸らさずに即答します。男って単純。
女は視線を外さない
男性とは逆に、女性が嘘をつく時は相手の目から視線を外しません。
しかし普段から目を見て会話をする人が大半なので、女性の嘘は見抜きにくいと言われるのはここにあります。
しかし、どんなに嘘が上手な女性でもまばたきまではコントロールしていません。
嘘をつくと心理的な痛みが生まれ、それを緩和するために脳内でドーパミンが分泌されます。そしてドーパミンの量が増えると、それに連動してまばたきの回数が増えるんです。
つまり女性のまばたきの回数に注目しておけば、その話が嘘かどうかが分かります。
口論を早く収める方法
会話の途中、ついついヒートアップして口論になることってありますよね。それ自体は悪いことではないんですが、口論のやり方に問題があります。
「自分の主張を素早く相手にぶつけた方が勝ちだ」と考えている人が多いんですが、それは相手との関係性を悪化させてしまうことになりかねません。
口論において大切なのは「相手の主張をよく聞く」ということです。
相手が何を伝えようとしているのかを理解し、それに応じて自分の主張を伝えると、口論は早く解決します。
それに相手は自分の主張を全て聞いてくれたという意識になり、こちらの主張にも聞く耳を持ってくれます。心理学ではこれを返報性の原理と言います。
意見を交わす時はお互いの理解や気遣いがないと、ただの罵り合いや人格攻撃になります。これは口論とは全く別の無意味なものです。
自慢話よりも失敗談
人間の本能として、相手の自慢話よりも失敗談に興味を持つというものがあります。
損失回避性という心理が働いているんですが、人間は「得したい!」という気持ちよりも「損したくない!」という気持ちの方が遥かに強いです。だから他人の失敗談を知ることで「同じようなミスはしないように気をつけよう」となるわけです。
この心理を上手く使えば、会話の主導権は常にあなたが握ることができます。
仕草を真似して好感度アップ
恋愛テクニックとしてもよく紹介される方法です。
好きな人と話をしていると、その人の癖や仕草を無意識に真似して、一体感や親近感を得たいという心理が働くんでが、これを逆手に取って自分の好感度を上げる方法があります。
ミラーリングという手法なんですが、相手の仕草をさり気なく真似ることによって、相手の中で知らず知らずのうちにあなたの好感度が上がります。
ここで大切なのは「さり気なく」ということです。明らかに真似されていると相手が感じると、逆に不快感を覚えられることもあるので要注意です。
言葉と手足の矛盾
表情や言葉は、「人間脳(理性)」と言われる大脳新皮質がコントロールしていて、簡単に嘘をついたりごまかしたりできます。しかし手足は「哺乳類脳(本能)」と言われる大脳辺縁系の影響が大きいので、嘘やごまかしといった高度な作業にはついてこられません。
つまり、相手の言っていることが嘘か真か気になる時は、言葉や表情と手足の動きに違和感がないかをよく観察すれば、大抵の嘘は見抜けます。
それにプラスして相手が喋った後に沈黙の時間を作れば、嘘を見破られるのではないかと手足をソワソワさせるんで、更に分かりやすくなります。
手のひらを見せる
相手の警戒心を解く1番簡単な方法は「相手に手のひらを見せる」ということです。
よくVIPの警護の人は、身体の前で手を重ねてますよね。あれは警戒心の表れで、手のひらを不用意に見せることは殆どありません。
つまりその逆をやればいいわけで、手のひらを相手に見せることによって「この人はオープンな人なんだな」と思ってもらうことができます。勿論自然に見せないと意味ないですよ。
頷きには2種類ある
あなたが喋っている時に「うんうん」と頷いてくれる相手は、あなたの話に興味を持ってくれていると思ってませんか?
実は頷きには2種類あって、話の切れ目で頷いてくれる相手はあなたの話に聞き入ってますが、話してる途中で頷く人は、あなたの話に全く興味がないという潜在的なサインを出している状態です。
なので相手が話の途中でやたら頷きだしたら、その話には興味がないと諦めて別の話題に変えましょう。
「あ、ところで◯◯のことなんやけど」と急に話題を変えられると、相手もついつい聞き入ってしまいます。
同じ単語を3回以上繰り返す
相手をその気にさせたいと思った時は、その単語を3回以上繰り返すといいです。
「生徒会長は君のためにあるような役割だ。」
「君なら生徒会長としていろんなことを成し遂げてくれると確信してる。」
「君の生徒会長としてのマニュフェストは何にする?」
こうやって誰もやりたがらないことをさせることもできます。ポイントは相手を褒めて乗せるということです。
この効果は高く、振り込め詐欺などで悪用されて被害者がどんどん増えてるそうです。
さいごに
色々と会話をコントロールする方法をお伝えしましたが、ここでとても大事なことをひとつ。
会話は一方通行なコミュニケーションではありません。お互いの配慮や尊敬があって初めて成り立つものです。
ここで紹介した方法は、会話の主導権を握って相手を支配するための方法ではありません。より質の高いコミュニケーションによって人間関係を良好に保つためのものです。
こういった行動心理学を実践するのも大切ですが、何より大切なのは相手への尊敬です。コミュニケーションというのは尊敬・尊重というベースの上に成り立ってるものなんで、そこを1番意識して欲しいと思います。
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