どうも香川のホームページ屋さんの矢野キチです。
フリーランスになり半年以上がたちましたが、最近友人から言われたことがあります。
「お前はいいよな。上司との人間関係とかを気にしなくていいから。」
「こんなにも頑張ってるのに上司は俺のことを評価してくれない。」
というまあ、俗にいうグチですね。で、そこで色々と話しを聞いたわけですが、会社に評価されるような意見や行動を示しているのか?という質問に帰ってきた答えは「NO」でした。仕事はそつ無くこなしているようで、彼からすると上司が自分を見て評価するのは当たり前という考え方だったんですね。
これは会社が評価してくれないという一言で片付ける問題ではないように感じました。上司も人間なので好き嫌いはありますし、パソコンではないので全ての部下を均等に評価するなんてありえないと思うんです。
重要なのは評価を得られるような行動を自ら行っていくことなのではないかと思います。
そして評価を得られるために戦略があるのですが、ここでは上方向への行動戦略を行うことをオススメします。
「上方向への行動戦略」で正当な評価を得る
上方向への影響戦略というのは、部下から上司に対して何かしらのアクションをもたらすこと。
影響戦略とは提案や意見などにあたるのだが、これにはいくつかの種類があります。
- 理由や根拠を説明する合理性
- へりくだったり機嫌をとる迎合性
- はっきりと要求する主張性
- より地位の高い人の支持を得る権威性
の4つに分けられるのです。
この4つの中で上司に求められている行動とは?
ここで上司が求めているのは合理性のタイプです。理由や根拠を提示してくれる部下は「こいつできるな」と印象付けることができます。
逆に上司に気に入られようとへりくだったり、ご機嫌をとったりするタイプは、実は嫌われやすい傾向にあるというのをご存知でしょうか?
仕事ができないダメ上司の場合はそれが気に入られるかもしれませんが、仕事ができる上司(チームで良い結果を出したいと思っている上司)は自分のご機嫌を伺ってくる部下のことは面倒だと思うのは当然でしょう。
それよりもより良い意見を、理由と根拠付きで提案してくれる部下のことを高評価するのは当然だろう。
ここまででわかるように、仕事で評価されたいなら、簡潔に理由と根拠をもとにした意見を発信することが大切なのである。
実践テクニック
自分の意見を言うときに意識したほうがいいテクニックがあります。
それは『結論からのべる』ということ。
結論→理由の順番が大切です。
例として、上司でも同僚でもいいのですが、話が長いのに結局何が言いたかったのかわからなないという人は周りにいませんか?僕はこういった方をよく見かけるのですが、色々と説明してくれているのになんでなんでしょう?
それは話している側が、様々な理由ばかりを話していて結局のところ結論を言っていないことが原因なのではと思います。結論をいうということは自分の意見をいうということなのですが、間違ってでもいいから結論を述べたほうがいいです。
もし、議論や報告に対する結論が出ていない場合でも、「相談なのですが、⚪︎⚪︎で⚪︎⚪︎な状態で…」と話しはじめれば相手はその話の結論が相談だということが冒頭でわかります。
話し方の具体的バリエーション
- 結論から申しますと⚪︎⚪︎です。その根拠は…
- 一言で申しますと⚪︎⚪︎です。理由は2つあります…
- 今起こっていることは⚪︎⚪︎です。この対応策として⚪︎⚪︎がいいと思うのですがいかがでしょうか?
どうでしょうか?この話し方であれば簡潔に相手に自分の意見を伝えることができると思いませんか。
この話し方であればどういった結果となるのかというと、
わかりやすく理由や根拠を述べてくれる部下は上司からの評価も高くなりやすく出世スピードやより良い仕事環境を作り出すことができる。ということになります。
ちょっと話が極端かもしれませんが、事実そういった社員を求めていることは確かです。
まとめ
これまで「自分は会社から評価されない。」となげいていた方はまず自分の意見をぶつけてみてはいかがでしょうか?
その際は上で述べた形式で結論から述べるということを意識して行えば、しっかり考えて仕事しているな。という評価が生まれるのではないでしょうか。
いきなり意見をいうのが怖いなら「自分はこう思うんですがどうでしょう?」と疑問系でつたえれば角も立たず怒られることも少ないかと思います。
もしそれで怒られるなら、起こった相手の人間性に問題がある可能性が高いので、部署異動や転職をお勧めします(笑)
意見を押し付けることなく、自分の意見をどんどん出していくことは評価アップや、自分のプレゼンスキルを上げることにもつながるのでぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください。