どうも!只今敦賀の駅で野宿してるライターのカナモです!
電車が動かなくて立ち往生してるんですよね。
あまりにも暇なんで、Amazonのプライムビデオでいろんな映画を観ています。
その中で、久しぶりに観直して面白いと感じた作品を紹介したいと思います。
「マシニスト」という映画を観たことありますか?
この映画は、ある話題で持ちきりなった、いろんな意味で衝撃的な作品です。
その理由は後述するとして、まずはマシニストがどんな映画なのかを紹介したいと思います。
仕事終わりに空港のカフェに行き、店員の女性と話し、家に帰ると夜が明けるまで本を読み、一睡もせずに仕事に向かうという毎日。
お気に入りの娼婦にも「これ以上痩せたら死ぬ」と言われるほど、彼の身体はガイコツのように痩せ細っている。
そんなある日の仕事中、トレバーは溶接工のアイバンに気を取られ、大きな事故を起こしてしまう。
責任を問われたトレバーはアイバンのことを説明説明するが、「そんな人間はいない」と言われる。
これは単なる事故ではなく、トレバーが抱える深い闇を象徴するものだった。
こんな感じです。
詳しく説明すると面白さが半減してしまうタイプの映画なんで、予備知識はない方がいいかもしれません。
みどころ
徐々に繋がっていく違和感
なぜトレバーは眠れなくなったのか。
娼婦やカフェの店員との関係は何なのか。
アイバンの正体は誰なのか。
トレバーの家に残された謎のメモは誰が書いたのか。
色んな謎(というより違和感?)が少しづつ繋がって、最後は「なるほど!」と思わされます。
正直に言うと、よほど鈍い人以外は途中でラストの展開が予想できてしまいます。
でも面白いと感じるのが、この映画のすごいとこです。
クリスチャン・ベール痩せすぎ
この役を演じるために、彼は元々85kgだった体重を30kgも落とし、55kgで撮影に臨んでいます。
1日の食事はリンゴとツナ缶が1つずつだったそうです。
しかも本人は45kgまで落とすつもりだったというから、もう正気の沙汰ではないですね。流石に周りに止められたそうですが。
作中の「それ以上痩せたら死ぬ」というセリフは、案外クリスチャン・ベール本人に向けられたメッセージなのかもしれません。
そして更に凄いのは、マシニストのクランクアップ後に控える「バットマンビギンズ」の役作りのため、4ヶ月で35kgも増量しています。
もうムチャクチャやこの人。
こんな過酷な役作りをする人は、他にいないでしょう。
そういった時点で観賞すると、もっと深く入り込める映画だと思います。
不眠症
不眠症がどんなものなのか、僕はこの映画で知りました。
人間はちゃんと寝てないと、狂気に蝕まれるんだな、というのが正直な感想です。
毎日ぐっすり眠ってる僕には想像しにくいですが、心と身体の健康というのは、とても密接なつながりがあるんだなと感じます。
健全な精神は健全な肉体に宿る、とは言い得て妙ですね。
まとめ
この映画は、主演であるクリスチャン・ベールの役者魂が注がれまくってる名作です。
ストーリーもひねっていて、飽きずに観ることができると思います。
人間の極限を知りたい人は是非観てください。