早いもので僕がWEB制作のフリーランスとなって1年と数ヶ月が過ぎました。
最近になって「自分も独立したいんだけど」という相談をよく受けます。
その際に決まって出てくる話題が「どれくらい資金が必要か」ということ。
心配なのは分かるんですが、決まっていうのが「現金」はそこまで重要じゃないよということ。
たしかにフリーランスになる前に「資金」のことはよく考えておいたほうが良い思うのですが、
「現金をもっている必要はない」というのが面白いところ。
実際僕もフリーランスになった時、事業資金が10万円くらいしかなかったですからw
それでもここまでやってこれた理由のご紹介です。
事業用にクレジットカードをつくっておく
まあ、事業用でなくてもいいんですがクレジットカードが必要です。
個人で持っているものがあればそれを使ってもいいですが、「事業用として利用する」と自分ルールは決めておいたほうがいいです。経理が面倒になりますから。
そしてここが重要です。
前の仕事を辞める前にカードをつくっておくこと(勤めの場合)
多くの方が知っての通り、個人事業になってからカードをつくるというのは簡単にはできなくなります。
特に開業してすぐの場合はなおさら難しい。開業してからだと、1年くらいは難しいかと。
審査落ちする原因は「収入が不安定」と判断されるため!?
先に説明した「自称自営業」の方でなく、本来の「自営業」の方も収入の面で、審査が厳しくなってきます。
その理由は「収入が不安定」だからなのです。
ご承知のとおり、「自営業」の方は給与収入ではありませんから、今年は売り上げが良くても、来年も同じだとは限りません。
ですので、返済能力が会社員より弱いとされているのです。
「もうフリーランスなんだけど、今からは作れないのかな…」という方も、自営業がカードを通りやすくするポイントも書かれているのでご参考に。
僕の場合は、会社員時代にクレジットカードを作成して、利用枠を上げられるだけ上げて退職しました。
利用枠をあげるにも信用が必要になるので、カード作成後も半年間くらいは待たされます。
クレジットカードを事業に活用
自分の仕事の場合、ホームページ制作やデザイン業務などがメインとなるのでとりわけ大きな資金は必要ないのですが、それでも「ホームページ素材用の写真」や「必要によってはテンプレート」などを購入する必要があります。
そういう「仕入れ」のときにクレジットカードで支払っておくといいんです。
事業に利用するメリット
クレジットカードを普段から利用している方ならわかるとは思いますが、重要なのはカードの締め日と支払日です。
ほとんどの場合(というか全部かな?)支払いは1ヶ月後だったり、とにかく支払いは購入よりも先になります。今日買ったものの支払いが翌月や翌々月になるということです。
そのクレジットカード特有の支払いフローを利用します。
仕入れするものをカードで買っても、即座に支払いということにはなりません。
支払いまでの1ヶ月ほどで、納品物を完成させて、請求→クライアント様からの支払い→カードの支払い という風にもっていけば、現金なしでも事業ができてしまうのです。
翌月に一括で支払ってしまえば、金利もかからないので損する訳でもありません。(もちろん、支払いを先に伸ばした場合は金利が発生しますが…)
経理ソフトとの連携
個人事業主にとってもう一つ気になる点というのが、経理の問題。そう。面倒な「確定申告」です。
確定申告では、売上から業務に関わる経費を差し引いて、その一年の利益を算出します。(めっちゃざっくり言ってますがw)
使ったお金をレシートを見ながら、一つ一つソフトに手入力していくのが普通なのですが、はっきり言って超面倒です。
でもクレジットカードを利用することでその面倒な作業を解決することもできます。
僕も利用しているfreee
そしてそのクレジットカード利用内容が経理ソフトに自動的に入ってくるので、後は自分で分類するだけ。
もうね。これは使ってもらったら分かるんですが手入力するよりも100倍早い。
freee
まとめ
個人事業をはじめようと思っているならクレジットカードの準備をお忘れなく!
上で述べたものの他にも、ポイントが貯まるとか色々とあるのですが、僕が1年間運用してきてよかったと思う点を紹介しました。
もちろん業種によっては「クレジットカードなんて使えないよ」という業種もあるかとは思うのですが(市場での仕入れとかね)、メインでは使えなかったとしても、サブで使う分にも十分に恩恵はあるので使う価値はあります。
WEB関連のお仕事の場合はクレジットカードとの相性もいいと思うので、キャッシュフローを意識した利用をしてみて下さい。